手術

制汗剤やデオドラント剤を使っても解消されないワキガに悩んで、手術を検討されている方もいらっしゃることでしょう。しかし、体へのダメージや費用のことなど、気になることが多いですよね。

そこで、ワキガの手術方法やメリット・デメリット、費用についてまとめました。

ワキガの手術ってどんなことをするの?

疑問に思う女性

ワキガの手術とは、ワキガの原因となっているアポクリン汗腺を除去することです。

制汗や殺菌効果のあるデオドラント製品は、一時的なケア方法でです。ワキガを根本から治療するには、手術により汗腺を取り除くことです。

でも、手術となると、心配なことがたくさんあります。メリット、デメリット、副作用、費用・・・。

各施術方法によってどのようなメリットがあり、デメリットは何か、気になる副作用や費用について詳しく説明していきます。

剪除法(せんじょほう)

剪除法は、ワキガ手術の中で最もポピュラーな方法です。

剪除法は脇下5センチほどに肌のしわに沿ってメスで切り込みをいれ、医師の目視でアポクリン汗腺を確認しながら除去していく方法です。

目視で汗腺を排除していくため、汗腺の取り残しが最も少ないことがメリットです。

アポクリン汗腺とともに毛根も除去していきますので、脇毛が薄くなります。女性にとっては喜ばしいことですが、男性は手術を受けることをためらってしまう傾向にあるようです。

デメリットとしては他の手術方法に比べて傷跡が大きいことから、ダウンタイム(安静期間)が長めになってしまいます。厚めのガーゼを脇に挟み、約1週間安静にする必要があります。さらに抜糸までの1週間は腕を上げることができません。手術から約2週間ほどの安静期間が必要であることを念頭においてください。

また、剪除法は医師の技量によっても術後の傷跡が左右されます。医師の縫合技術が未熟であると、傷跡が目立ちやすいことがリスクにあげられます。料金相場は保険適応内であれば両脇5万円程度、適応外であれば30万円~です。

皮下組織削除法

こちらは脇下1~2センチの切り込みに特殊な医療器具を入れて、汗腺を皮下組織ごと削り取っていく方法です。この特殊な医療器具とは、ハサミの形状をしていて、一方はカミソリ刃、もう一方はローラーになっています。ローラーを滑らせながらカミソリ刃で均一に皮下組織を削ることができるようになっています。

目視せずに行う手術方法にしては高い効果が期待でき、傷跡を少なくしたいが確実にワキガを治療したいという方におすすめです。
また、ワキガの原因であるアポクリン汗腺と一緒にエクリン汗腺も除去しますので、多汗症の治療にも効果的です。

しかし、煎除法と同様に皮膚を切開することから、長いダウンタイムが必要とされています。
また、皮膚の下にある組織を削り取る方法ですので、当然のことながら皮膚が薄くなります。術後、皮膚が固くなったり、色素沈着を起こすこともありますので、熟練の医師による治療を受けましょう。

皮下組織削除法は保険適応外ですので、料金相場は20万~40万円程です。

皮下組織吸引法

皮下組織吸引法は脇下1~2センチの切り込みを入れ、そこから医療用の細い管を刺して、汗腺を吸引して除去していく方法です。

皮下組織吸引法は美容外科において脂肪吸引に用いられていた方法です。煎除法に比べ、広範囲の治療が可能にもかかわらず切り込みが少ないため、傷跡が目立ちにくい利点を持っています。また、入院の必要はほとんどなく、ダウンタイムも短期間で済みます。

直接汗腺を見て除去していくのではなく、皮膚の下にあるアポクリン汗腺のだいたいの位置を探りながら除去していく方法ですので、治療にあたる医師によってはどうしても汗腺の取り残しが出てしまいます。汗腺の取り残しがあるということは、再発の可能性も高いということです。

皮下組織吸引法についての知識と経験が豊富な医師による手術を受けましょう。料金相場は15万円~35万円程です。保険は適用されません。

超音波吸引法

皮下組織吸引法と似ていますが、超音波吸引法も1~2センチほどの切り込みから超音波の出る管を入れて、超音波で汗腺を破壊し、破壊された汗腺を吸引するといった方法です。

超音波によって汗腺を破壊してから吸引するので、皮下組織吸引法では吸いきることができなかった汗腺も取り除くことができます。しかし、超音波によってほかの皮下組織に傷をつける可能性もあるため、火傷・炎症などの後遺症のリスクが少なからず発生します。

また、皮膚の下を直接見て汗腺を除去するのではなく、皮下組織吸引法と同様に汗腺を探りながらおこなう手術ですので、汗腺が残ってしまうケースもあります。確実に汗腺を除去するために、他の術式との併用をおこなう医療機関もあります。

料金相場は皮下組織吸引法よりもやや割高で18万円~です。

電気凝固法

電気凝固法とは、もともとエステなどでも行われる電気脱毛を応用した手術方法です。ワキガ治療と合わせて、永久脱毛もおこなえます。

毛穴に電気針を刺し、毛根とともに汗腺に刺激を与えて弱らせる方法をとります。
メスを入れないために傷跡も少なく、ダウンタイムも短めであることがメリットです。

しかし、永久脱毛効果は高いものの汗腺を完全に除去できるとは言い切れず、再発の可能性が高いです。また、他の永久脱毛と同様に数回に分けての施術が必要となり、手間と維持費がかかることがデメリットです。

料金相場は一回につき10万円程度、これを数回行うことで施術が完了します。

ミラドライ

ミラドライは最新医療機器を用いて、脇下にマイクロ波を照射して、汗腺を焼いていく方法です。

マイクロ波は皮膚上から照射しますが、水分の多い汗腺だけにピンポイントで反応して照射するために、他組織への影響はほとんどありません。また、メスを使わない方法なので傷跡は一切残らず、施術時間も短いために肌への負担を少なくすることができます。

施術の際には局所麻酔をおこない、術後もアイシングなどのケアをおこなうので痛みも比較的少なめです。ダウンタイムは3日程でかなり短めであることも魅力です。

しかし、汗腺の切除ではなく熱で汗腺を焼く方法なので、再発の可能性があります。
このミラドライは最新のワキガ治療として注目されつつありますが、いまだに医療機器が揃ったクリニックも少なく料金も割高であることもデメリットです。

料金相場は30万~45万円程で、保険適用外です。

まとめ

案内をする看護師

ワキガの手術方法について、それぞれの特徴やメリット、デメリットをまとめました。

後悔しないワキガ手術を受けるためには、どんな方法を選択するにせよ医師と病院への信頼度が関わってきます。リスクはありますが、熟練の医師の元であれば再発や副作用のリスクは限りなく抑えることができます。

今回の記事を参考に自分に合う手術方法を探して、そのうえで信頼できる医師・病院を慎重に探しましょう。

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